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『 WAITING 』
Eishin Nose Manhattan Trio
01. Let us proceed
02. Jangle Jazz
03. Vulnerable
04. Ta Ta Tsu Ta Ta
05. Waiting
06. Inconspicuous Space
07. Dropping
08. Burning Blue(bonus track)
09. 6K5 110
All Compositions by Eishin Nose
Free Improvisation on 1, 2, 6, 7, 9
Eishin Nose Manhattan Trio
Eishin Nose(piano)
James Cammack(bass)
Dwayne Cook Broadnax(drums)
Produced by Eishin Nose
Recorded on September 24th, 2010
by Mike Marciano at System 2, Brooklyn.
Mixed in December 20th, 2010
by Katsuhiko Naito at Avatar Studio, New York city
Mixed by Satoshi Takeishi on #9(sound of New York city)
front art work(printmaking) by Arinori Ichihara
designed by CHIKU-TAG
野瀬と2000年から共演を続けてるJAZZ PIANOの巨匠アハマド・ジャマルのベーシスト、ジェイムス・コマックとの待望のコラボ。
野瀬とジェイムスの自由な演奏を激しいグループ感で支えるドラムのデュアン・クックとのピアノトリオアルバム。
3、5、8以外はレコーディングスタジオでその場で一つだけルールだけを決めてその場で創った曲集。例えば、1のルールはドラムから始める、2はピアノから始める、4は一つのモチーフだけ、など。9のボーナストラックには野瀬のNYのアパートで行ったセッションをNYの雑音を武石聡によりミックスされた。
野瀬の目指す所のグルーブ感とメロディーのあるよりフリーなJAZZの演奏を繰り広げる一枚。
宮本敬文監督『The Moment 操上和美 -写真家の欲望』の映画音楽にこのアルバムの曲が数曲使われ、エンディングロールには『Ta Ta Tsu Ta Ta』が使われた。
『彼はフリーに楽想を展開するアプローチに長じており、また好んでこの演奏法を活用しようとする。フリーとはいっても、野瀬の場合は60年代の”フリー・ジャズ”の亜流ないしはその流れを汲む、形式破壊の前衛精神に鼓舞されているわけではなく、ピアニスト及び演奏表現者として、ちょうど画家がキャンバスにデッサンを書き上げていくように、自由な創造的精神で音楽世界を構築したいという純粋な心の発露の反映というべきだろう。ここでの彼はレコーディングという緊張の圧迫からあたかも解放されたかのような気分で、気の合った2人の仲間と文字通りセッションを楽しむ図がむしろほほえましく、それだけに肩肘張らない演奏となっているところがいい。それにしても、マンハッタン・トリオを構成するベースのジム・カマックとデュアン・クックの表現過多に堕さない達者なプレイ、特に野瀬の気心に寄り添うように的を得た対応を繰り広げていく技量の高さは賞賛に値する。』
悠雅彦によるライナーノーツより抜粋
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